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東京大学医学部附属病院

リハビリテーション部鍼灸部門

林健太朗先生

​【講演2】

触診とReal-time Tissue Elastographyによる

刺鍼部位の評価と鍼治療の影響

-肩こり自覚者を中心とした考察-

​【略歴】

2008 年 国際鍼灸専門学校卒業。

筑波大学理療科教員養成施設卒業後に臨床専攻課程修了。
筑波大学での研究職や鍼灸養成学校での教員を経て、

2017 年 東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 入職。

 

筑波大学理療科教員養成施設 非常勤講師
東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科 非常勤講師
国際鍼灸専門学校 非常勤講師
呉竹医療専門学校教員養成科 非常勤講師

 

所属学会
全日本鍼灸学会、日本東洋医学系物理療法学会、

現代医療鍼灸臨床研究会

​【林健太朗先生のご講演概要】

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師は、患者さんが症状を訴える部位に⼿を当てて触診し、施術部位を決定することが多い。しかし、これまでは触診部位の下にあり、患者さんの症状に関与している解剖学的な組織は、施術者の想像や推測の域を出ることはなかった。
現在では、超⾳波画像診断装置の登場により、触診部位の下にある解剖学的な組織を観察することが可能となり、患者さんの症状に関与している解剖学的な組織について以前より推測しやすくなった。
我々は、これまでに肩こり⾃覚者を対象として、施術者が触診時に感じる触診部位の硬さをReal-time Tissue Elastography(RTE)の⼿法を⽤いて、触診部位の下にある筋⾁の硬さとの関連性を検討してきた。また、鍼治療を⾏った際にも同⼿法を⽤いて、筋⾁の硬さに及ぼす影響を検討してきた。
今回は、我々がこれまで⾏ってきた研究を紹介し、その結果から考える触診が捉えている、また鍼治療の効果に関与している可能性がある解剖学的な組織について考察する。

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